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『コーダ あいのうた』家族の絆なんてくそくらえ ― 映画の感想やインテリアなど

コーダ あいのうた

耳が聞こえない父・母・兄。唯一家族の中で耳が聞こえる娘のルビーが耳となり口となり家族をサポートしています。歌うことが大好きなルビーが合唱クラブに入部し夢を持ち音大進学を志すが、彼女が家を出てしまったら家族のサポートは誰がするんだ、でも進学したい、という家族と自分の夢のどっちを優先させんのか問題に向き合う物語です。家族の絆?そういう見方もあるみたいですね。

ルビーをこき使いすぎ

この家族、漁業を営んでいるのですが、船上での無線対応や市場での競り、他漁師とのやりとりなど、これをすべてルビーが一人で請け負っています。他の人の発言を掻い摘んで手話で家族に伝えるのがルビーの役目。毎日3時に起きて漁に出て陸に戻り獲った魚を売り、それからやっと学校。放課後は合唱部と両親の病院に付き添ったりであっという間に一日が終わります。ルビーの青春とは一体。おまけに漁業関連で問題も起きルビーの負担は相当なものになります。どれだけルビーが働いても家族は助け合うのが当たり前という空気のしんどさったらないです。ルビーが都合よく働いてくれる通訳さんにしか見えない。明らかに家族が負担になっている。

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黙れババア。

みんなで楽しめないものはダメ

家で勉強するルビー。家族が立てる生活音が気になり集中できずイヤホンをつけようとしますが、お母さんに引っこ抜かれます。理由は家族みんなで楽しめないから。は?

また別の日。ルビーが合唱部に入ったと報告すると「反抗期なのね」と一言。は?

このババアは何を言ってるんでしょう。自分が聞こえないからってルビーの楽しみを奪っていいわけがない。

コーダ あいのうた

彼氏のモブ感

海外映画お約束でルビーといい感じの仲になる男が出てきます。しかしこの男なんだかとっても頼りない。なんならルビーをいじめる子たちと仲良しな上に、ルビーをからかうネタを悪気なく提供してしまったりとパートナー役としては最悪である。

コーダ あいのうた

同じ大学を受験したようですがこのザマである。決めるべきところで決められない男。

手話は手先だけの表現にあらず

手話の表現力がすごい。手先だけでなく顔や口、体など全身を使って表現するものだった。強い感情は強く手を叩いたり、大きく口をあける。パシパシと手のぶつかる音がなるくらい強く表現するのが印象的だった。反対に優しい口調のときはゆっくり、動きもとても丁寧そのもの。子供のころにトトロの散歩の手話を習ったけれど、あのときの動きは手話をすることに必死でロボット同然だったと思う。たぶん何も伝わらん。

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家族をとるか自分の夢をとるか

ネタバレしてしまうと家族の協力のもと夢を叶えます。まさにいいとこ取り。ハッピーエンドにもっていくためには仕方ないとはいえ、よくこれだけ何年も利用されていたのに家族愛を貫けるなぁと感心しました。家族のアレなシーンが多いせいで、家族っていいよね、っていう強引なまとめかたに疑問を抱かざるをえない。もはや毒親にしか見えないんですけど。

という感じで私には全然合わない作品でした。おそらくこれは自分の育った家庭によって捉え方が大きく違うんだと思います。家族と良好な関係を築けている人は楽しめると思います。

とはいえ私も内容にはムムムと思うところはあれど、あの迫力ある手話に関しては楽しんで観られた。

さてインテリアはというと。

コーダ あいのうたコーダ あいのうた
サンルーム - デッキ

夜のシーンでは狭そうと思ったけれど、朝食シーンで中から見ると意外と広いつくりなんですね。窓もあるのでサンルームといったところでしょうか。ざっくり入れた釣り竿やちょっとダサいテーブルクロス、外の風景など、100点満点。

コーダ あいのうた
ルビーの部屋

服装に女の子らしさはみえないけれど、とびきりかわいいルビーの部屋。 ピンクの花柄壁紙にピンクの壁、ピンクのファブリック。 黄色の花柄カーテンを通した光が部屋に温かみを出してます。 子供部屋らしく壁には絵ではなくポスターを直貼り。

コーダ あいのうた
リビング

リビングはお母さんの好みに寄せているようです。 淡いグリーンの壁に白地の花柄カーテン。 色が剥げてきている壁がシャビーで素敵。 階段が部屋の中心にある作り、いいですね。

そんな感じです。